久目学生シェアハウス くめいま
Vol.3第2回いまいまWS―構造補強編―を開催しました。
2024.10.14
2024年9月27日(金)、9月28日(金)に2回目の改修WSとなる、いまいまWS ー構造補強編ー を開催しました。
地域住民の方の耐震補強の意識醸成を目的に、木の筋交、構造用合板、高強度アラミド繊維を使った「ひもブレース」という3つの耐震補強の施工を今回のワークショップでは行いました。27日は11名、28日は9名の学生さんや地域住民の方にご参加いただきました。
27日(1日目)は木の筋交と、構造合板による耐震補強をそれぞれ1箇所ずつ行いました。講師として大工の江嵜さんをお呼びし、大工さんの指導を受けながら施工を行いました。木の筋交の施工では、筋交が間柱にすんなりはまった時、拍手が起こり、達成感を感じました。空き家をリノベーションするということで、イレギュラーなことも多かったり、筋交の材の角度出しが難しかったりと施工時に四苦八苦することもありましたが、完成させることができて良かったです。
28日(2日目)は高強度アラミド繊維を使った「ひもブレース」の施工を3箇所行いました。開発者の常山未央さんに指導いただきながら実施しました。同じく開発者の東京理科大の高橋先生とその研究室の学生さんにもご協力いただきました。「ひもブレース」による補強方法は、オリジナルの金物を柱、梁、土台に取り付け、ひもを引っ張りながら取り付けるというシンプルな施工方法が特徴です。ひもを引っ張る際に、みんなで「せーの!」と声を出すことより全員の心が一つになったおかげで、ひもを取り付けることができました。ひもを引っ張るのは力が必要で、体力がかなり消費されましたが、参加者の方と力をあわえて施工する楽しさを味わいました。
ワークショップの開始には、レクチャーとして紙芝居や模型を用いながら構造補強の方法の説明を行うなど、ワークショップのやり方も前回の反省を活かしながら運営を行いました。次回以降のワークショップも今回の反省を活かしながら、参加しいただいた方々にものづくりの楽しさを味わっていただけるようなものを開催できたらなと考えております。今年のワークショップは構造補強編でおしまいですが、また来年も改修のワークショップを行うのでぜひ遊びに来ていただきたいです。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。また、江嵜さん、常山さん、高橋先生、熱心なご指導やたくさんのサポートしていただき誠にありがとうございました。
(文:黒山真樹)