建築的思考から
コミュニティを創発する

各々の持つ力が生かされて、
影響しあいながら新たな価値が生まれていく。
良いコミュニティには
「創発性」があると私たちは考えます。

美しい水田と家並みが広がる里山。
江戸期からの歴史を持つ重要伝統的建造物群保存地区。
先駆的ニュータウンのなかの団地。
ライトレールが走る地方都市の中心市街地。
人の暮らしのある場所は全て私たちの研究のフィールドです。

人、もの、建物、地域、まち、
コミュニティを構成するものは
全て固有のコンテクストを持っており、
創発性の醸成にはコンテクストの理解が欠かせません。
籔谷研究室では、コンテクストの特性を読み解き
人と空間と時間の再構築を試みる「建築的思考」から、
いかにコミュニティに創発性<相互作用からの価値創造>を
もたらしうるか探究しています。

籔谷研究室についてのイメージ図

大切にしていること

研究への主体性
研究・制作のテーマは学生が主体的に決定します。教員はあくまでも共同研究者であり、学生自らが研究テーマを打ち立てて、共に新たな知を探究する姿勢が求められます。
みんなで議論
研究室はメンバー全員で新たな知を探究し、創発する場です。そのため、教員・学生全員でディスカッションする機会を大切にしています。
地域と学ぶ
社会の先端的課題は地域社会にあります。メンバーは研究室のプロジェクトに参加し、それを通して最先端な取り組みに触れ、実践力・コミュニケーション力・マネジメント力の修得を目指します。
学会参加
学会は知を探究・共有する重要な場です。そのため、学会への参加および研究発表を積極的に行い、最先端の議論に触れ、学術に寄与することを目指します。
大学院進学
建築やまちづくりは高度な専門性を有する学問です。また、研究の方法論の修得は研究だけでなく実社会においても極めて有用な能力です。そのため大学院への進学を推奨しています。

年間スケジュール

学生のスケジュール

日々の活動

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週1回の卒業・
修了研究ゼミ
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週1回のプロジェクト
ミーティング
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他大学との合同ゼミ、
ゼミ合宿
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各学会への参加・発表
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その他にも依頼が
あった場合に、
ワークショップや
フィールドワークを実施

卒業・修了研究への取り組み方

私たちの研究では、建築や都市に関わる事柄に対し、理論と実践の両面からアプローチすることで、
実践に裏付けられた新たな理論構築を目指しています。
建築から都市といった多様なスケールと、ソフトとハードを横断的に検討し、
さらには建築領域だけでなく幅広い学問領域の実践者・研究者とコラボレーションすることで、
新たな価値創造を目指しています。

テーマを
決める

建築や都市に関わる事柄全般に関する研究テーマを、学生が主体的に決定する

いずれかの形式を選択

論文

  • 建築や都市、まちづくりに関わる事柄を計画学的アプローチによって研究
  • まちづくりやコミュニティデザインの実践研究(アクションリサーチ)

制作+副論文

  • 科学的研究成果に基づいた建築・都市に関する設計・計画の提案
  • 独自の視点から社会に対する課題を明確化し、それに対する建築的解法を思考

学会発表・
論文投稿

論文または副論文の内容は、日本建築学会や日本都市計画学会で発表または論文投稿する。