「GEIBUN16」 卒業・修了研究制作紹介 No.1 重山隼人
2025.02.10
人文社会芸術総合研究科 修士2年 重山 隼人
修士論文「空き地を活用したコミュニティガーデンの価値とその創出要因の解明 -学生と住民の協働による「よしひさえん」を事例として-」と修士制作(冊子)「よしひさえん -学生と住民が空き地を活用して生まれたコミュニティガーデン 2022-2024-」の展示を高岡市美術館で行っています。
修士論文は、学生と住民の協働による地方部での空き地を活用したコミュニティガーデンの価値創出を図る上での有用な知見を得ることを目的に、富山県高岡市吉久の「よしひさえん」における活動参加者11名を対象にヒアリング調査を実施し、戦略的経験価値モジュールを用いて個人と地域に対する価値の網羅的な解明と、その創出要因を分析する研究です。コミュニティガーデンが創出する価値とその要因を網羅的に解明し、今後人口減少に伴って増加が見込まれる地方部の空き地の有効な活用方法として、学生と住民が協働し、農的活用を行うことの有効性を示唆することができました。
冊子は、2022年度から始めて2024年度も続いているよしひさえんの活動の記録をまとめ、コミュニティガーデンの企画・実践を行いたい学生や教職員、研究者、地域団体に向けてポイントを紹介しているガイドブックです。会場だけでなく、下記の関連記事(3つ目)からも、全文が見られますので、ぜひご覧ください。
学部4年から継続してきた活動の集大成でもありますので、ぜひ会場へ足をお運びいただき、ご覧いただけますと幸いです!
(文:重山隼人)




関連記事|
・修士論文概要
・【学生の日々】「GEIBUN 16」卒業・修了研究制作紹介 No.4
・よしひさえんの3年間の活動をまとめた冊子を制作しました
会期|
2025年2月8日(土)〜 2月16日(日)9:30〜17:00(入館入場は16:30まで)
※2月10日(月)は休館
会場|
第1会場:高岡市美術館、第2会場:富山大学高岡キャンパス