久目学生シェアハウス くめいま

久目の『今』を学びながらつくる『居間』

期間
2024年3月〜

概要

富山県氷見市久目にある空き家を学生シェアハウスにセルフリノベーションするプロジェクトです。久目は中山間地に位置し、豊かな自然が広がっています。しかし、過疎化・少子高齢化により空き家が増えているのが現状です。そこで、空き家を活用し、学生4名で共同生活を送りながら、地域住民と学生、地域外からの訪問者が交流できる『くめのいま』の創出を目指します。『いま』には、食事や談笑など交流の場所を意味する「居間」と、久目で営まれている「今」の暮らしを学びながら新しい「今」をつくっていきたいという意味があります。地域に暮らしながら改修することで、暮らしの知恵を学ぶとともに、改修による効果や暮らしの変化を身体的に理解することができます。また、改修は学生や地域住民が参加できるワークショップ形式で行います。ワークショップは、学生や地域外の人にとっては久目への入り口となり、地域内外の人たちの接点となります。みんなで手を動かして空間づくりを行うことで、参加者の自分たちの居場所であるという意識を醸成し、その後の多様な関係性の構築に繋げたいと考えています。
(文:大塚直)

プロジェクトリストへ