修士2年 北島陽貴の修了研究がGEIBUN Prizeを受賞しました

2024.02.28

籔谷研究室修士2年の北島陽貴がGEIBUN Prizeを受賞しました。GEIBUN Prizeは 卒業・修了研究制展「GEIBUN 15」に出展された全作品及び論文の中から優れたものに与えられる賞です。

北島の修士論文「戸建て住宅における駐車空間の使いこなしに関する研究−高岡市吉久の使いこなしの実態と空間・居住者特性との関係に着目して−」は、これまで景観的視点から批判的に捉えられていた住宅地の駐車空間を、人々の暮らしの創意工夫として表出する「使いこなし」の観点から再評価する研究です。アンケート、ヒアリング、観察と精力的な調査を行い、駐車空間と居住者の特性から「使いこなし」のメカニズムを解明しました。工業化住宅の普及により住宅地が均質化する現代において、豊かな生活景を醸成する住宅地計画を検討する上で大変意義深い研究です。対象は、彼がシェアハウスに居住する高岡市吉久。吉久のみなさんには本当にお世話になりました。