「GEIBUN17」卒業・修了研究制作紹介 No.4 中西亮太

2026.03.07

芸術文化学科 学部4年 中西亮太

卒業制作「暮らしに溶け込む公園-公園内建築と広場の関係に着目して」、副論文「Park-PFIにおける公募対象公園施設と広場との配置関係に関する研究」の展示を高岡市美術館で行っています。

 研究ではPark-PFIという、公園内にカフェやレストランなどの公募対象公園施設の設置または管理と、その周辺の園路や広場などの整備改修を行う民間事業者を、公募により選定する制度に着目しました(図1)。Park-PFIの創設により、公園整備の自由度が高まり、公募対象公園施設と広場の配置は多様化しています。本研究では両者の配置関係を明らかにし、配置の特徴を用途地域、公園規模、公募対象公園施設の用途などの観点から明らかにすることを目的としました。

図1:Park-PFIイメージ

結果として公募対象公園施設と広場との配置関係について8つの配置パターンを得ることができました(図2)。また、用途地域や公園規模などの立地条件、さらに事業対象範囲や公募対象公園施設の用途といった事業条件によって、配置に特徴がみられることが明らかとなりました。

図2:公募対象公園施設と広場の配置パターン

制作では、富山城址公園を対象に設計を行いました。富山城址公園は中心市街地にありながら、イベント時を除きあまり日常利用されていないという課題があります。そこで、研究で明らかになった配置の知見を応用し、日常的に利用される公園を計画しました。

コンセプトは「時間によって使われ方が変化する公園内建築と広場がにじみあう公園」です。時間帯や曜日によって人の過ごし方が変化し、それに応じて建築と広場の関係も変化する公園を目指しました。建物を分棟としつつ屋根を連続させることで半屋外空間を創出し、屋内外の活動を連続させる構成としました。

本研究、制作を進めるにあたり、多くの方に支えていただきました。終盤には辛いときがありましたが、籔谷先生をはじめ研究室のみなさんからの助言やサポートのおかげで、最後までやりきることができました。本当にありがとうございました!大学院に進学後もPark-PFIに関する研究を継続していきたいと考えています。自分の研究が、より魅力的な公園づくりに少しでも役立つよう、これからも頑張っていきたいです!

会期|
2026年2月27日(金)〜 3月7日(土)9:30〜17:00(入館入場は16:30まで)
※3月2日(月)は休館

会場|
第1会場:高岡市美術館、第2会場:富山大学高岡キャンパス