Vol.1
「伏木地区のミライを考えるまちづくり懇談会」を実施しました
2025.09.03
2025.7.23~8.9にかけて、伏木地区のミライを考えるまちづくり懇談会を実施しました。
能登半島地震による液状化被害を受けた伏木地区。伏木にまちが今後存続していくためには、居住者の皆さま自身が、まちづくり活動を進めていくことが必要であると考えます。とはいえ、何から始めれば良いか分からない、活動に対する負担の大きさなど、そう簡単にできることではないはずです。
そのため、大学や高岡市、伏木の外の方々などと一緒に、まちづくり活動を進めていくことができればと考えています。今回のまちづくり懇談会は、まちの方々と共にまちづくり活動に取り組んでいくための体制づくりやまちの将来像の検討に向けて実施しました。
伏木地区の中でも特に液状化被害の大きかった9自治会の自治会を中心に全6回、合計85名の方にご参加いただきました。
7/23(水)19:30〜 玉川自治会
7/28(月)18:30〜 湊町自治会
8/4(月)17:00〜 伏木駅周辺(古国府中部自治会、駅前自治会、新島自治会)
8/8(金)18:30〜 石坂自治会+新町自治会
8/9(土)10:00〜 中道自治会+臥浦自治会
8/9(土)16:00〜 全自治会
具体的には、①昨年度実施した大学の活動や調査の結果の報告、②参加者の皆さまに、伏木のまちの現状や魅力、今後やってみたいことややりたいことなどを中心にお伺いしました。




皆さまにお話しをお伺いする中で、未だに液状化による被害は深刻なこと、公費解体が進み空き地も増え、その管理などが課題となっていること、転居者が増え続けていることなど、まちの厳しい現状をひしひしと感じました。
その一方で、国宝である勝興寺をはじめとした様々な歴史や資源があること、けんか山祭りなどの祭事に対する熱い想い、海も山もある自然豊かさなど、さまざまな魅力が挙げられており、改めて伏木のまちが有する魅力や可能性を感じました
また、空き地で畑を始めた方や、とにかく何かやってみようという前向きな思いを持つ方など、まちに対する強い思いや、すでに実際に行動に移されていた方が予想以上に多くいらっしゃったことが印象的でした。
今年度は懇談会をさらに重ね、ビジョンの策定や、住民の方々が主体となって活動を進めていくための準備やサポートを行うことができればと思っています。
(文:安倍ひより)